卵管移植(ウイーン大学視察より)

今回、参加させていただいたドイツ、オーストリア視察のメインは、「卵管移植」でした。

体外受精卵を作出するにあたってののウイークポイントの一つに凍結融解後の生存性の低下が挙げられます。これは当然のことながらフィールドでIVF・OPUを行う技術者にとって非常に大きく厄介な問題です。

しかし、この問題を解決できるかもしれない画期的な技術の研究が行われていました。

「卵管移植」とは、体外で受精させた卵子を培養装置を使わずに牛の卵管で培養することで耐凍性に優れた受精卵を作出するという技術でした。(つづく)