新ピカショベル納車
13年前に中古で購入したショベルが去年の夏に急に動かなくなり、約1ヶ月間、修理のため入院となりました。エンジンを全部バラしての大手術だったのですが、退院後もしばらくなんだかんだと不具合が発生し、合計の修理費用は100万以上かかってしまいまい(涙)もう限界かなという感じで決断しました…。ショベルは牛舎内の糞出しや、おが粉運搬、でほぼ毎日動かさなければならない存在。冬は特に除雪があるので急な故障で何日も動かせなとなるとこれはもう一大事で、下手をすると牛舎が雪でつぶれてしまう可能性もありますから。
記念すべき1000頭目!!
私が牛を飼い始めたのは、大学を卒業して実家に戻って来た次の年の平成4年でした。
受精卵移植を手がけまだ駆け出しの時分で、いい血統のドナーを持ちたいと思い立ち、あまり乗り気ではない親を説得し、岩手の市場から2頭の雌牛を買って来ました。(1頭は菊谷ー第7糸桜で150万でした・・・)
あれから20年の年月が流れ、先日、1000頭目の子牛が誕生しました(^_^)
いろいろな失敗もたくさん経験しましたが、牛たちに感謝し、更にプレミアムな牛が生産できるようにスタッフみんなで力を合わせて行きたいと思います。
受精卵移植を手がけまだ駆け出しの時分で、いい血統のドナーを持ちたいと思い立ち、あまり乗り気ではない親を説得し、岩手の市場から2頭の雌牛を買って来ました。(1頭は菊谷ー第7糸桜で150万でした・・・)
あれから20年の年月が流れ、先日、1000頭目の子牛が誕生しました(^_^)
いろいろな失敗もたくさん経験しましたが、牛たちに感謝し、更にプレミアムな牛が生産できるようにスタッフみんなで力を合わせて行きたいと思います。
ラボの心得
安定した発生を可能にするにはそれぞれの行程をマニュアル通りに忠実に実行していくことが必要です。しかし、結果が芳しくない時は何処に問題があったのかを検証し、改善しなくてはなりません。この検証で判断を誤ると変える必要のない個所を変えてしまいさらに状況が悪化したり、勘に頼り、あてずっぽうに判断したために何が問題であったのかが全く訳が分からなくなったりします。
この2年間はまさにこの状態の繰り返しでした・・・。
「ラボ」での仕事には「ラボのセオリー」がある。青森県畜産研究所の先生方には培地を供給していただいたり、問題が発生すると相談をさせていただいているなかで、私には決定的に欠けていたものを無言で教えて頂いたように思います。
この画像は、体内受精卵ですが、「体外受精卵も体内並みに受胎できる」を目標にさらなる前進をしていきたいと思います。
全国肉用牛枝肉共励会
10月25日、東京都中央卸売市場食肉市場において開催された平成25年度全国肉用牛枝肉共励会を見学してきました。
「シバウラ」の食肉市場に来たのはなじめての経験です。
「シバウラ」の食肉市場に来たのはなじめての経験です。
肉用牛を飼っている人はこの共励会で賞をとることが最終的な目標となるんでしょうね。
全国から選りすぐりの480頭が出品され、その熱気にむせ返るようでした。
いつの日か、私たちの牧場で生産された牛が、あるいは花靖国や花美津国を父に持つ牛がこの舞台で活躍する日が来ることを夢に見て・・・。一歩一歩前進していきたいと心に誓った一日でした。
共同研究
北里大学臨床繁殖学研究室の皆さんです。
これからOPU・IVF関連の試験を共同で行うことになりました。
本日は、坂口教授と担当になる学生さん3人が見えられ、顔見せとOPUの見学、打ち合わせとなりました。
学生さんは初めてOPUを見学したとのことで、???の連続だったとおもいます。
OPU終了後に学生に直腸検査の練習をしてもらいましたが、普段から牛に接する機会が少ないようでこちらも???だったかもしれません。
いいんです。最初はできなくても・・・卒論が仕上がる頃には仲間内の中でも一目置かれるような直腸検査の名人に仕上げてあげましょう。
そして、いい仕事(研究)ができるようお互いに頑張りましょう!!
蹄病処置
ビフォー
アフター
今月の初めに削蹄が入ったのですが・・・。O牧場で4頭の肢痛の牛がいるとのことで処置をしました。
これはそのうちの一頭。
ずいぶんと外蹄が高いので、ここに病変があるはずと思い切っていくと・・・。
2重蹄底になっていて蹄尖部に悪臭を放つ化膿した病変部が。
外蹄の蹄球部にPDDがわずかにあり、ここからスピロヘータが蹄角質を伝わり侵入、蹄尖知覚部まで到達したものと予想されますが、どうなんでしょう?
数年前までは、PDDは肢間部の皮膚や蹄球部分にのみの病巣形成だと思っていました。スピロヘータが強く攻撃的に進化したのでしょうか?最近やけにこういうのが多いなぁと思います。
第一号ついに誕生!!
このブログでも以前紹介したが、弊社期待の種雄牛であります美津国号改め「花美津国号」の記念すべき第一号産子が誕生しました。
(美津国という種雄牛の名前が既に存在することが判明、やむなく改名しました・・・汗っ)
とういうわけで、名前は少し変わりましたが能力は折り紙つきであることに変わりはありませんのでこれまで同様、よろしくお願いいたします。ペコリッ
母親である781番(りさ)は、花靖国と全兄弟で、「やすひら」のET産子となります。
血統は、「花美津国ー第1花国ー安福165-9-平茂勝」ということで、大きな期待をもってこの子を育てていきたいと思います。
(美津国という種雄牛の名前が既に存在することが判明、やむなく改名しました・・・汗っ)
とういうわけで、名前は少し変わりましたが能力は折り紙つきであることに変わりはありませんのでこれまで同様、よろしくお願いいたします。ペコリッ
母親である781番(りさ)は、花靖国と全兄弟で、「やすひら」のET産子となります。
血統は、「花美津国ー第1花国ー安福165-9-平茂勝」ということで、大きな期待をもってこの子を育てていきたいと思います。
卵管移植(ウイーン大学視察より)
今回、参加させていただいたドイツ、オーストリア視察のメインは、「卵管移植」でした。
体外受精卵を作出するにあたってののウイークポイントの一つに凍結融解後の生存性の低下が挙げられます。これは当然のことながらフィールドでIVF・OPUを行う技術者にとって非常に大きく厄介な問題です。
しかし、この問題を解決できるかもしれない画期的な技術の研究が行われていました。
「卵管移植」とは、体外で受精させた卵子を培養装置を使わずに牛の卵管で培養することで耐凍性に優れた受精卵を作出するという技術でした。(つづく)
体外受精卵を作出するにあたってののウイークポイントの一つに凍結融解後の生存性の低下が挙げられます。これは当然のことながらフィールドでIVF・OPUを行う技術者にとって非常に大きく厄介な問題です。
しかし、この問題を解決できるかもしれない画期的な技術の研究が行われていました。
「卵管移植」とは、体外で受精させた卵子を培養装置を使わずに牛の卵管で培養することで耐凍性に優れた受精卵を作出するという技術でした。(つづく)
乾乳用TMR(南ドイツ農場視察より)
キーナン社のミキサーを使用しているブラウンスイスのフリーストール農場。
有効繊維が確保された比較的低栄養でなおかつ嗜好性がよいこのTMRを給与された乾乳牛は分娩まで一群で管理されるそうです。
周産期疾病の発症は非常に少なく、繁殖も良好とのこと。なるほど充実した腹回りは旺盛な乾物摂取量を現しておりました。うーんグッドコンディション!
有効繊維が確保された比較的低栄養でなおかつ嗜好性がよいこのTMRを給与された乾乳牛は分娩まで一群で管理されるそうです。
周産期疾病の発症は非常に少なく、繁殖も良好とのこと。なるほど充実した腹回りは旺盛な乾物摂取量を現しておりました。うーんグッドコンディション!
春爛漫
種雄牛の紹介その2
もう一頭の種雄牛を紹介いたします。
「美津国号」
血統は、百合茂ー美津福ー紋次郎で母親は「みつこ号」です。
みつこの産子の枝肉成績は5頭把握しております。
父が百合茂でBMS12が2頭を含む平均BMSが10,25(去勢4頭)、
父が安茂勝でBMS8(雌1頭)
みつこの兄弟や娘の能力も高く、ぜひとも種雄牛を作りたいと前々から考えていました。
花靖国の母の「やすひら」がおっとりおとなしい性格なのに対し、「みつこ」はきりっとしていて、例えるなら「女王様タイプ」。群れの中でもきらりと光るオーラをまとっているようでした(笑)
現在、第1花国の母体への交配を積極的に行っております。
「美津国号」
血統は、百合茂ー美津福ー紋次郎で母親は「みつこ号」です。
みつこの産子の枝肉成績は5頭把握しております。
父が百合茂でBMS12が2頭を含む平均BMSが10,25(去勢4頭)、
父が安茂勝でBMS8(雌1頭)
みつこの兄弟や娘の能力も高く、ぜひとも種雄牛を作りたいと前々から考えていました。
花靖国の母の「やすひら」がおっとりおとなしい性格なのに対し、「みつこ」はきりっとしていて、例えるなら「女王様タイプ」。群れの中でもきらりと光るオーラをまとっているようでした(笑)
現在、第1花国の母体への交配を積極的に行っております。
種雄牛の紹介
昨年の秋になりますが弊社待望の種雄牛が2頭デビューしました。
「花靖国号」 平成23年4月10日生まれ 第1花国ー安福165-9-平茂勝
母である「やすひら号」は2年半前より、県の育種価でトップを維持しており、今現在把握している肥育成績は4頭でBMSの平均が11となっております。
花靖国号はET産子で、同時期に生まれた雄子牛3頭の中で最も増体がよく、性格がおとなしかったのもあり選抜しました。(ほかの2頭は肥育素牛として市場販売されましたが、いづれもトップセールで購買いただきました)
現在、一本2500円で販売しております。どうぞよろしくお願いいたします!
「花靖国号」 平成23年4月10日生まれ 第1花国ー安福165-9-平茂勝
母である「やすひら号」は2年半前より、県の育種価でトップを維持しており、今現在把握している肥育成績は4頭でBMSの平均が11となっております。
花靖国号はET産子で、同時期に生まれた雄子牛3頭の中で最も増体がよく、性格がおとなしかったのもあり選抜しました。(ほかの2頭は肥育素牛として市場販売されましたが、いづれもトップセールで購買いただきました)
現在、一本2500円で販売しております。どうぞよろしくお願いいたします!
登録:
投稿 (Atom)