子宮捻転、帝王切開

分娩予定日を10日経過した経産牛。

180度以上の子宮捻転で、胎児は既に死亡、怒責も無いためか胎児は奥に位置している。

用手にて整復を試みるが、胎児が大きいのと遠いため、回転する気配すら感じられない。

畜主に状況を説明して帝王切開手術を行う。

60kgはあろうかと思われる胎児は死亡してからそんなに経過していない様であった。

術後の経過は、多少発熱したものの順調である。子宮に癒着が無く、次の受胎が順調である事を願う。