公共牧野での受精卵移植






 青森県にはたくさんの公共の放牧場があります。緑の広大な牧草地でゆったりと草を食む風景は、のどかで心が癒されます。もちろん牛にとっても最良の生活環境でしょう。






 六ヶ所村にある酪農振興センターでは、今年7月から我々民間の技術者が、農家の依頼を受けて受精卵移植を行うことが可能となりました。これまでも生産者サイドから受精卵移植実施への強い要望はあったものの、さまざまな理由から実現に至らなかったという経緯を聞いていました。いずれにしても今回の移植解禁は生産者にとっては朗報です。市場価値の高い和牛受精卵を供給、受胎させていきたいと思います。



 身近な地域にありながら、ほとんど来る機会が無かった酪農振興センター。訪れてみるとなんとも風光明媚な放牧場です。